
皆さん!元海上保安官の「元海保」です!
今回のお話は「毎年必ず起きる海難事故」についてのお話です!
最近暖かくなったと思えば寒くなったりして、困っちゃう気温が続いていますが、そろそろ季節的には暖かくなり、海で遊ぶ方も増えてくると思います。


そこで、毎年必ずある海難についてお話したいと思います。
毎年必ずあるんですが、皆さん知らないんですよね。。。
毎年必ず起きる海難


まず始めに、毎年必ず起きる海難事故についてご紹介いたします。
①釣り人消波ブロック落下
②車両転落
③沖に流される
④学生が消波ブロックに吸い込まれ、出てこれなくなる

こんな感じのことが必ず起きるんです。
(夏だけじゃないけど)
なんでこんなことが起きちゃうの??
と思うそこのあなた!
そうなんですよ。なんで起きてしまうんだろう?と私も考えてしまう時がありました。
なんで起きるのかな?と考えると、みんな自分は大丈夫だと思い込んじゃってるからなんです。

飲酒運転もそうですよね。
釣り人消波ブロック落下

毎年必ずあるといっても過言ではない海難事故といえば「釣り人がテトラポッドに落ちる」といったような転落事故になります。
釣り人に関しても、入っちゃいけないところに入って、魚を釣ろう!

そう思って事故にあうんです。

お亡くなりになる方もたくさんいるんですか?

はい。私も消波ブロックに転落してお亡くなりになられた方を見たことがありますが、皆さんとても痛そうな顔をしておりました。
皆さん、入っちゃいけませんよ!ってところは危ないからそうなっているんです。

皆さん、入っちゃいけませんよ!
(振りじゃありません)
あと海の近くで釣りをする方は、ラフジャケットと落ちた時のことを考えて、戻れるように備えをしておきましょう!

車両転落


車両転落については2パターンあります。
1つ目は車で岸壁に釣りをしに来た時に、夜の場合暗くてそのまま海にドボン。
といったことが毎年発生します。
その時に水圧で車から出られなくなるといったことが起きてパニックになり、亡くなることがあります。

ここで必要になるのが冷静な判断力なんですが、ここはとりあえず道具に頼りましょう!

ガラスクラッシャーというものがあれば、ドアが開かなくても窓を割ることができます!


最悪ヘッドレストでサイドの窓を割りましょう!
もう1つのパターンは自殺目的の方です。
沖に流される

みんなと一緒で楽しくなったり、気が大きくなってしまった学生が、そのまま沖に流されていき、戻ってこれなくなったりします。

皆さん、沖に流されるのは離岸流ってやつが原因なんで、難しいことは言いません。
流されて戻れなくなったら、とりあえず右でも左でもいいから横に泳いで、流れのないところに行き泳いで戻ってください。

疲れて戻れないのであれば、浮いて待っていてください。
消波ブロックに吸い込まれる

沖のほうには消波ブロックと呼ばれる、テトラポッドが積み重なっているところがあります。
そこには沖から来る波を受け止めて弱めてくれる効果があるのですが、そこの衝撃と、吸い込み力は凄まじく、中に吸い込まれると出てこれなくなります。

吸い込まれて亡くなる方も多くいます
また消波ブロックに吸い込まれてお亡くなりになるとお話ししましたが、お亡くなりになられている方は、全身ズタボロになっております。
最後に

若い方に聞いてもらいたいんですが、楽しくなったからって無茶しないでください。

ダサいです。
消波ブロックに吸い込まれた方は、頭を打って即死ならともかく、即死ではない場合、かなり苦しく、かなり痛い思いをしながらお亡くなりになるかと思います。
せっかくの楽しい海水浴。

そんなことで無駄にしないでくださいね。

あ、そうそう。

みんな事故物件や心霊スポットは怖くていけないのに、なんで海には平気で行けるんですかね、、、
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