
皆さん!元海上保安官の「元海保」です!
今回のお話は海上保安庁に必要な「体力関係」のお話となります!
海上保安庁に入りたいけど、体力的に大丈夫なのか心配。
海上保安庁の訓練に耐えられるか心配。


なんて思われている方に朗報です!!
そんなことで悩まなくても全然大丈夫です!!
海上保安庁の潜水士みたいなレスキュー業務、特警船や特殊部隊的な部署に行かない限りは、特に体なんて鍛えておりません!!

えぇ!?本当ですか?
本当です!制服着ていなければただの中年男性に見える人が多いです!

なんか思ってたんと違う、、、
ただ、海上保安庁の2次試験にちょっとした体力試験があります!
海上保安学校を乗り越えるために、ちょっとした運動能力が必要になってきますので、本日は海上保安庁に入るためにやっておいたほうがいい運動や筋トレをご紹介させていただきたいと思います!

心配しないで!運動できない人いっぱいいましたから!!
海上保安庁の体力試験


海上保安庁の体力試験は以下の通りとなります!
・海上保安庁に入庁する際の体力試験
・海上保安学校での体力試験
・現場での体力試験
・潜水士になるための体力試験
このような体力試験がありますが、この他にも「特殊救難隊」であったり、謎に包まれている「SST」などの特殊部隊に入隊する際も体力試験があるのですが、そこは経験していないので何とも言えません!

聞いた話だと、特段通常の体力試験と変わらないようなことは言っておりました
それでは順を追って体力試験についてご説明していきたいと思います!
海上保安庁に入庁する際の体力試験

海上保安庁の1次試験、筆記試験をクリアしたのちに、2次試験の面接と体力試験があるのですが、その体力試験の内容をご紹介します!
30秒間のうちに上体を起こすことが何回できるかを検査
基準は男子21回以上、女子13回以上

超簡単!
20秒間のうちにサイドステップをすることが何回できるかを検査
基準は男子44回以上、女子37回以上

意外と滑るので要注意!
鉄棒を両手で握り両足を床から離してぶら下がり、
10秒以上 耐えることができるかを検査

昔はロープにぶら下がってたんだよ
以上が体力試験の内容となっております!

どうですか?簡単そうじゃないですか?
これだったら毎日家や家の前の道路や公園で練習できると思いませんか?
この他にも身体検査といって、簡単な健康診断のようなものがあります。
こちらは特に気にしなくても大丈夫でしょう。

本当にこれだけなんですか?

はい、海上保安庁の体力試験は消防に比べてしまうとかなり楽なんです!
海上保安学校の体力試験

この超簡単な2次試験に合格すると、晴れて海上保安庁に入庁し、海上保安学校に入学することになるのですが、この海上保安学校では2回ほど体力試験をして、学生の体力を測定することになっています。

この体力測定の結果が何に反映されているかはよく分かりませんが、潜水士を目指している方はそこそこ良い成績をとっておいたほうが良いかもしれませんね!

それでは体力試験の内容をご紹介いたします!
・1500m走
・50m走
・懸垂
・ハンドボール投げ
・走り幅跳び
以上の5種目となっており、各種目20点満点で合計100点がMAXとなっております。
ただ、走り幅跳びと50m走に関しては、陸上経験者でかなり実力のある人間でない限りは満点は取れませんので、100点満点をとれる人間はそうそういないかと思います。

元海保さんは何点取れたんですか?

87点です!
なので皆さん、良い点数を取りたい方はこの5種目の運動を中心に日々トレーニングに励みましょう!!

現場で必要な体力


特にありません!!必要なのはメンタル!!
潜水研修選考会対策

海上保安学校を卒業して、現場へでて巡視船でしっかり業務を行っていると、ふと潜水士になりたいなぁ。
なんて思う方もいらっしゃると思いましたので、潜水士になるための「選考会」についてご紹介させていただきます。
この「選考会」の内容は管区によって違うのですが、大体以下の内容が多かったかな?と思います。
①1500m走
②50m走
③懸垂
④反復横跳び
⑤腕立て、腹筋(この種目はあったような、なかったような)

大体海上保安学校での体力試験と一緒ですね!
①マスククリア
②シュノーケルクリア
③耳抜き(水深5m)
④300mクロール

普段泳がない人は300mクロールはしんどいです
こんな感じだったかと思いますが、あくまで管区によって違いますので、種目が追加されていたら申し訳ございません。
ちなみに私がいた時の選考会をクリアする最低条件は以下の通りです。
①1500m走
→5分以内
②50m走
→6秒台
③懸垂
→21回以上
④反復横跳び
→忘れました
⑤腕立て、腹筋(この種目はあったような、なかったような)
→あるかどうかわかりません

選考会に参加する人のレベルによって変わります
①マスククリア
→できなければ不合格
②シュノーケルクリア
→試験官が入れる水をすべてクリアできないと不合格
10回くらい水入れられます
③耳抜き(水深5m)
→できなければ不合格
④300mクロール
→5分以内だった気がします
時には怪物のような人もいるので、その人と一緒になった場合は、来年また頑張るか、諦めるしかないでしょう。
せっかく潜水士を目指してみようと思ったのでしたら、怪物と遭遇しても負けないように、本当に潜水士になりたいのであれば今日から特訓してみてはいかがでしょうか!?
ちなみに試験内容が僅差な場合、試験官(潜水士と陸上の救難係)が最終的に決めるので、関係がある人のほうが採用されやすい印象です。

あくまで僅差の場合ですよ。
選考会合格後

潜水士選考会合格後、病院にて健康診断、耐圧チェックなどに問題がなければ晴れて潜水研修に進むことができます!

ちなみに、耳抜きが苦手な方、できない方は潜水士を諦めたほうがいいでしょう。
潜水研修ではさらに厳しい訓練や困難な状況に追い込まれていきますので、日々体とメンタルを鍛えておくことが良いかと思われます。
ただ、通常の海上保安官として生きていくのであれば、こんなトレーニングなんてしなくても問題ありませんので、日ごろからメンタル!!
だけを鍛えぬいていただければと思います!!

思ったより海上保安官って体力必要なかったでしょ??
最後に

体力試験も大事なのですが、まずは毎日勉強して公務員試験の一次試験を突破しましょう!
自分一人で勉強できない方は「専門学校」に通ったり、「公務員試験対策をしている塾」に通ったりするのもいいでしょう!


お金はかかるけど、公務員になったら1年で元が取れるよ!
でも専門学校の場合「一年」で合格できるようにしましょう!
二年制なんてお金と時間の無駄ですからね!
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