
元海上保安官の「元海保」です!
皆さんも普段友人と一緒にいるときに、一度はやったことがあるのではないでしょうか!

おすなよ!
おすなよ!!
絶対に押すなよ!!!
この有名なネタを海上保安学校の緊迫した「小銃」の分解結合の時に行った、勇気のある海上保安学校の学生がいますのでご紹介いたします!

海上保安庁って実は救助だけじゃなくて、銃火器も扱うんですよ!

海の警察官!

自衛隊!(よく間違われる)
そんなイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。
海上保安庁は海の治安維持やなんやら、警備の為やらなんやら、銃火器を扱うことがあるんです!

サバゲー好きな方は海保に入っちゃいましょう!
海上保安学校で有名なネタを披露


海上保安庁ので取り扱う銃火器に関しては、別記事に記載しておりますので、そちらの記事を見ていただけると嬉しいです!
海保学校でも拳銃や小銃の取り扱いを行い、拳銃については実弾を使用して射撃訓練を行います。

え!?実弾撃つんですか!?

そうなんです。ただ、やっぱり危ないので、ちゃんと授業を聞いて、しっかりとできている人だけが実弾を撃つことが許されるんです。
海上保安学校では、ただ誰でも実弾を撃てるわけでなく、整備がちゃんとできて、操法も合格した人のみが実弾を撃つ資格を与えられるのです。

当時はニューナンブ、今はサクラかな??
拳銃については実弾を使用した訓練があるのですが、小銃については、学校の時には説明と分解結合くらいだった気がします。
(記憶があいまい)
※ちなみに小銃は64式と89式があります。
教官からネタふりをされる学生

海上保安学校の拳銃の授業には、拳銃を分解して整備をする「分解結合」の授業があります。
こちらの授業では、拳銃を使用した後に、拳銃の汚れを綺麗にしたり、不良の確認などを目的としたものとなっております。
拳銃使用後の整備は重要で、整備をしないで次回使用した時に、最悪「暴発」しないようしっかりと整備しなければなりません。
(暴発というより、拳銃が錆びたり痛んだりしたら使えなくなってしまうからということでもあります)

大変そう。

覚えちゃえば簡単なんですが、最初は分からないし、緊張するしでミスしてしまうことが多々ありますね
そこで毎年必ずあるんじゃないかな?
と思う、なんでそれやっちゃうの!?という拳銃授業の事案をご紹介いたします。
その時教官は必ずこう言います。

いいか、絶対にやるなよ?
やるなよ!?
絶対やるなよ!!!
見事にネタを披露する学生


拳銃の授業では拳銃の仕組みやら、分解結合、操法などを学びます。
最終的に実弾を撃って終了の流れなのですが、必ず分解結合時に発生する事案があります。

それはいったい!?
拳銃を分解する際に、部品名などは差し控えますが、バネが入っている部分があります。
そこの部品を外すとバネがぴょーんと飛んで行ってしまうので、飛ばないように手で覆ったりしながら外す作業があるんです。

いいか、絶対にバネを床に落とすなよ!
絶対にやるなよ!!
絶対にやるなよ!!!

「はい!」
ぴょーーん

誰だやったの!!やるなっていったろ!!
というのが恒例行事です。
この後、他の学生は一切動くことを禁じられ、バネを飛ばした学生は地べたを這いずり回りながらバネを探します。
見つけたとしてもこっぴどく教官に怒られたのちに、ノートいっぱいに飛ばしたバネやら拳銃の部品名を書かされます。

笑っちゃいけないんですけど、笑っちゃいます!

そうなんです。部品名を書いている学生の目はバネのようにぴょ~んと飛び出していました。
最後に

海上保安学校であれだけ授業をして、操法を覚え、分解結合もしっかりやったのだから、さぞかし現場の海上保安官は美しく分解結合をするのだろう!

なんて思ったそこのあなた!
海上保安学校であれだけ言われたのにも関わらず、現場に出てもバネ飛ばす人がいますので、意外と学習能力なくても海保に入れます。
これを読んでから海保になった人は、絶対にバネを飛ばしちゃいけませんよ!

絶対ですよ!!


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