海上保安庁に合格すると、海上保安学校に入学することはご存知でしょうか?
海上保安学校には約一年間住込みで修行することになるのですが、そこには避けては通れない「悪しき伝統」が待ち構えているのです。。。

海上保安学校の入学時期は二つあり、四月期と十月期になります。
この半年の違いにより、先輩期と後輩期の二種類の学生に分類されることになります。
ただ、二年生の通信に関しては先輩期の上位互換、「スーパー」と呼ばれる枠組みに昇格しておりますので、変な人が「スーパー」にいると、学校生活がかなり大変になりますのでご注意ください!
学校の悪しき伝統
海上保安庁だけではないと思いますが、入庁したのが早い人間のほうが「先輩」という肩書をゲットでき、それが年下であろうとも先輩は先輩となってしまいます。
海上保安学校に入学したときに部屋分けをするのですが、後輩期半分、先輩期半分といった割合になるのですが、調子に乗った先輩期に当たると最悪です。
高校卒業してすぐに海上保安学校に入学した、通称「ルーキー」が先輩にいると、かなりの割合で、、、ウザいです。

やっぱり、おこちゃまなんですか?

かなりおこちゃまですね
そんな調子に乗った先輩期は、崇め奉ることはないので、一回ガツンと言ってやりましょう!
そして先輩期の中には、二年間も海上保安学校に通わなくてはならない猛者、その名も通信科の「スーパー」が存在します。
大体のスーパーは大人しかったイメージがありますが、先程のルーキーのように調子に乗った奴もいますので、スーパーより現場に出るのが早い場合は、こう言ってやりましょう。

学校で威張るなよ、現場に出てから覚悟しとけや!
六法ブレイク
海上保安学校での先輩期からの「可愛がり」または「パワハラ」もしくは「嫌がらせ」でしょうか。「六法ブレイク」というものが存在します。

六法ってなんですか?

簡単に言ってしまうと、誰かが「なにか」した時に、それが法律に違反しているかどうかを確認する本です。

なるほど!
その本は法律が変わるたびに更新されるので、中身を一枚一枚入れ替えられるようになっています。
その入れ替え作業はかなり大変で量もあります。
しかも法律関係ですので、古い法律のままだと仕事に支障が出てしまうのです!
そんな大変な六法をわざと分解して、バラバラにすることを「六法ブレイク」と呼んでいます。
この六法ブレイクは誰が誰にやるかといいますと、「先輩期」が「後輩期」にやります。
全員が全員やるわけではないのですが、現場に出たこともないのに先輩だとイキりちらしている先輩(社会経験がなさそうな人)が目をつけている後輩期に嫌がらせとして行います。

最低ですね

最低です
六歩ブレイクだけなら半日くらいで直せるのですが、悪質なのは古い六法の部分を混ぜ込んでくるものです。
同じページがあるので、他の人の六法を見させてもらい、更新しているページを確認しながらの作業になるので、その日に終わるかわかりません。

死刑ですね

死刑です
私も後輩期だった頃、同じ部屋でもない先輩期に突如六法ブレイクをされたことがあります。
かろうじて三巻あるうちの一巻だけで済み、古いものは混在しなかったのですが、こいつ誰やねん!っていう先輩期にやられたことに憤慨し、その人の部屋に乗り込み、その先輩を一本背負いした後、その人の六法三巻すべてをブレイク、全てをごちゃまぜにして復讐してやりました。

凄いことをしましたね

当然です
この記事を読んでいる方々は、先輩だからといって遠慮することはありません。
やられたら「倍返しだ!」
過去記事に海上保安学校の記事があるので興味があったら見てください!
ベッドブレイク
海上保安学校では寝室のベッドにある寝具の畳み方や、シーツの敷き方までルールがあります。
布団のシーツについては頭側の部分に「三角形」を作るという、なんの意味があるのかよくわからないルールが存在します。
その三角形は慣れると簡単に作れるのですが、忙しい時や適当な人は三角形が「二等辺三角形」みたいになってしまうのです。

なんとなく想像できました
そんなベッドメイクを毎日監視する先輩期が存在します。

姑みたいな先輩です
その人は分隊長や学生隊の人間でもないのに部屋にズカズカ上がり込み、寝室のシーツを確認しては、二等辺三角形のベッドを破壊して去って行きます。
いや、自分の班員にだけやれよ!って思いますが、彼の中での三角形愛が爆発してしまい、学校中の二等辺三角形を撲滅する活動を、率先して行っていたようです。
彼は現場でも三角形を作っているのでしょうか。

私は現場に出てから一度も作ったことはありません。
ジャンプの買い出し
この話は特殊なケースなので、悪しき伝統には入らないかもしれませんが、少なからず後輩をパシリにする先輩はいると思うのでご紹介します。
この先輩は「スーパー」であり、すでに一年以上海上保安学校に住み込んでいる強者でした。
先輩が海上保安学校での暮らしに耐えるために欠かせない物は、月曜日に販売される「ジャンプ」です。
これのために生きているといっても過言ではないと言えるほどに、、、。

私はサンデー派です

私はコロコロ派です
そんなジャンプ先輩ですが、ジャンプ愛があるのはいいのですが、わざわざコンビニに買いに行きたくないのか、後輩をパシらせるのです。
確かに海上保安学校から近くのコンビニまでは距離があり、月曜日の夕方に行くのはかなり面倒くさいものがあります。
しかもケチ臭いのがジャンプ代のみしかくれず、お駄賃のジュース代なんかもありません。

いますよね、そんな人

まぁたまに捨ててあるジャンプを拾って持って帰ってましたけどね
最後に
このように海上保安学校には悪しき伝統がまだまだ多くありますが、現場に出たこともない、半年しか入学も変わらない先輩後輩の関係ですから、あまりにも理不尽だった場合は、遠慮なくやっつけてやっていいと思います。

ただやり過ぎはいけませんよ!!

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