海上保安庁の機動救難士は鉄塔のスタンドに苦しめられる訓練をする

スタンド使い 海保の体験談
引用元:フォトAC
元海保
元海保

皆さん!元海上保安官の「元海保」です!

今回のお話は「鉄塔のスタンドが機動救難士を襲った」話になります!

海上保安庁では「機動救難士」と呼ばれる、ヘリレスキューに特化した救助隊があります。

その機動救難士になるためには、「潜水士」となることが条件となっており、その後実働経験を重ねて機動救難士や、特殊救難隊に進んだり、通常の海上保安官に戻ったりします。

今回は機動救難士になってから、実働に出るまでの訓練の中に、「訓練塔」といわれる基地内にある「降下訓練」や「吊り上げ訓練」をおこなう施設での訓練内容をご紹介したいと思います。

さるお後輩
さるお後輩

わくわく

船子
船子

ドキドキ

航空基地に鉄塔のスタンド

鉄塔
引用元:フォトAC

新人の機動救難士になると、現場に出るまでにいろんな訓練が待っています。

ざっくりとした説明については過去記事に記載しておりますので、こちらをご覧ください!

新人の訓練の中には「訓練塔」と呼ばれる訓練施設で訓練を行うものがあります。

まずこの施設で降下訓練を行い、教育担当の副隊長に「合格」を貰うことが出来れば、ヘリコプターからの降下訓練を許可されるのです。

元海保
元海保

しかし、この教育担当の副隊長はスタンド使いなんです。

同期
同期

スタンド使いだと!!

元海保
元海保

ジョジョ第4部に出てくるスタンド「スーパーフライ」を使うことができるんです!!

同期
同期

あの「鉄塔そのものがスタンドという能力で、外に出た者は体が鉄塔の一部になってしまうという破滅的な能力」を使うことができるだと!?

そうなんです!

訓練塔での訓練は階段を走って登っていき、一番上の高いところからすぐに降下するのですが、階段を上っているので疲れ、ミスをしたらやり直しがエンドレスで続き、体力と気力を根こそぎ持っていかれます。

同期
同期

なんて非効率な訓練なんだ!!

今思うとそう思いますが、一種の根性試しや、体力向上も織り込まれていたんだと思います。

元海保
元海保

ただ、、、効率は悪い!

新人機動救難士の試練

笑う人
引用元:フォトAC
元海保
元海保

そんなスタンドから抜け出して1年が経過しました

私も無事に現場に出ることができ、実働での経験もし始めた頃、新人機動救難士が2名配属されることになりました。

1人は潜水士経験が長く、ホイスト降下の経験も豊富で有望新人でしたが、もう1人は潜水士経験が短く、ヘリ訓練自体あまりしたことがないということでした。

基地の説明が終わり、訓練塔での初訓練当日。

新人担当の副隊長と、助手の私が一緒に訓練をすることになり、お手本を見せて訓練を実施しました。

初日の訓練ではブレーキや基本的な機材の説明、降下方法などで終わり、副隊長のスタンド能力は発動されましせんでした。

しかし、翌日の訓練で早くもスタンド能力が発動されます。

翌日、昨日の訓練内容を確認し、実際に訓練塔から降下訓練を実施することになりました。

経験豊富の新人は体力もそこそこあり、訓練塔最上階まで一気に駆け上がり、見事降下手順を間違えることなく降下成功!

元海保
元海保

やるなぁ。うかうかしてたら追い越されるな

なんて危機感を覚えるほどの新人でした。

しかし、もう1人の新人は体力こそあるのですが、最上階に着いた頃には脳に酸素がいっていないのか、落下防止の「自己確保」を行わない、降下手順が分かっていない、降下器の使い方も間違っていると、とんでもない状況に陥ってしまいました。

すると、、、

副隊長
副隊長

「スーパーフライ!!」

元海保
元海保

なにいぃぃ!スタンドが発動しただとおおおぉ!!

そこからというもの、スーパーフライに閉じ込められた新人は、一日中階段を登り、ミスを繰り返し、降下をし、また登る。

そんな日が数週間続き、彼は特殊救難隊の訓練施設でもボコボコにされて帰ってきました。

最後に

元海保
元海保

おそらく彼はミュッチャー・ミューラーの「ジェイル・ハウス・ロック」によって記憶できる数が制限されていたのだと思います。

常にスタンド能力で攻撃され続けた彼は、現場に出ることなく機動救難士を卒業していきました。

今彼はどんなスタンド能力で攻撃されているのだろう。

そんなことを、ふと考えてしまう今日この頃

そんな海上保安庁に入庁したいという方は「独学」で勉強するか「専門学校」に通うか、「公務員試験の塾」に通って公務員試験を突破しましょう!!

元海保
元海保

それではまた次のお話で会いましょう!

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