2023年3月末、横浜市の中心部を流れる大岡川沿いは桜が見ごろを迎えました。
このエリアは水上バスやSUPの花見客が多いことから、神奈川県警と海上保安庁がパトロールを強化しています。
そんな中、水上バイクに乗っている方が飲酒運転をしたり、水上バスがいるにも関わらず猛スピードで滑走する場面が多く見られます。

せっかくのんびり花見ができたりする環境が整ってきたのに、やつらが邪魔しにやってくるんだ

こんなことしなければ、世間からも受け入れられるのに、、、
水上オートバイとは?
水上オートバイとはいったいどのようなものか、皆さんご存じでしょうか??
水上オートバイとは?
・船舶の一種
・推進力としてウォータージェット推進システムを用い、ハンドルバーの操作と操縦者の身体バランスにより操縦するもの
・1人乗り(スタンドアップタイプ)と2人・3人・4人乗り(ランナバウトタイプ)の二種類に分類される。
・日本では船舶職員及び小型船舶操縦者法における特殊小型船舶を指す

簡単に言ってしまえば「海を走るビックスクーター」みたいな感じです!
また、スピード感も楽しめることから、レジャーでは人気なものとなっているのですが、マナーやモラルに欠けるところが見受けられるのも事実としてあるんです。

そして、毎年必ず118番にお世話になる人が出てくるんだ!
水上バイクに関しては主に夏場が多いのですが、年間を通して「違反」や「事故」が発生するのが現状です。

私が現役の頃も毎年水上バイク案件が何件もありました。
水上オートバイの事故事例
・兵庫・淡路島 水上バイクの事故で男女3人が死亡・3人が乗り単独で岸壁に衝突
水上バイクは当初、免許を持った男性(35)が操縦していたが、事故の直前に酒に酔っていた無免許の男性(28)に操縦を交代した。
酒を飲んで運転し、時速約100キロで消波ブロックに衝突し、同乗していた友人の男性(同35歳)と女性(同29歳)が死亡した。
・水上バイクが観客席に突っ込み3人負傷、愛知の「ラグナシア」
ラグナシアで行われていた水上ショー「セイレーン・サーガ」の途中で、水上バイクが観客席に飛び込んだという。
30代の女性1人と10代の女性1人、水上バイクを運転していた20代の男性1人の計3人がけがをして病院に搬送された。
いずれも意識はあり軽傷で、女性2人は家族だという。
といったような事故事例のほか、水上オートバイ同士がぶつかったり、海で遊んでいて操船が上手くいかずにカーブで横転したりという事故が発生いたします。

まぁ、車でも色んな事故はあるけど、海の上でも結構あるんだよなぁ

水上オートバイは車と違って「滑る」感覚があるので、操船も癖があり難しいところがあります。
曲がる時も波の影響を受けたりと、無理な操船をしてしまうと即大事故となります!
水上オートバイでやっちゃいけないこと!

これは必ず守ってくださいね!
自分だけが楽しいからって、周りに迷惑をかけないようにね!!
水上オートバイのやっちゃいけないこと
・出航前のメンテナンス・エンジン確認をしない
・免許や法定備品を準備しない
・飲酒して操船
・遊泳している人の近くで操船
・漁具や漁船に接近する
などなど色々あるのですが、要は安全に法律や条例を守って「楽しんで」ほしいということです。
最後に
水上オートバイの危険性について話してきましたが、水上オートバイを否定しているわけではありませんのでご注意ください!
安全に航行している方も勿論いますし、競技として行っている方や、お仕事で操船している方も大勢いらっしゃいます。
レジャーでつい楽しくなって無茶をする方、何故か飲酒して気が大きくなってしまい無茶をする方などもいることは事実ですので、そのような方々は操船前に事故事例などを見て、自分もこうなるかもしれないという予習をしてもらいたいと思います。


ルールを守って楽しもうね!!
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