海上保安庁も国際緊急援助隊としてトルコに派遣!現地の活動を報告!

国際緊急援助隊が 海保の体験談
引用元:フォトAC

海上保安庁美保航空基地の機動救難士、有本圭一郎さんは先月トルコ南部を震源に起きた大地震の救助活動の為、国際緊急援助隊として被災地に派遣されておりましたが、無事に帰国し現地での活動報告をしました。

元海保
元海保

約一週間の救助活動本当にお疲れ様です!

今回は有本圭一郎さんの活動を紹介いたします。

国際緊急援助隊については過去記事に記載しておりますので、どのような訓練や活動をしているか興味のある方は見ていただければと思います。

トルコに派遣された国際緊急援助隊の活動報告

海上保安庁の隊員(有本さんを含む)は、国際緊急援助隊の先遣隊の一員として、発生翌日の2月7日から13日までの一週間、震源地に近いカフラマンマラシュ県に派遣され、現地で救助活動をおこなっていたとのことです。

シャーク先輩
シャーク先輩

訓練でも3~4日ぶっ通しの訓練するけど、一週間は長いよな。

しかも訓練じゃないから緊張感や疲労度も倍増するだろう。

元海保
元海保

そうですね。食事や水にも気を付けないといけないですし。。。

訓練でも数日間テント暮らしで夜通し訓練をするのですが、訓練と実働では緊張感も疲労感も本当に全然違うんです。

私も潜水士や機動救難士をしていた時、様々な訓練をしていましたが、実働になると訓練とは比べ物にならない程の緊張感が押し寄せてきます。

無事救助活動を終えた時の疲労感も半端じゃありません。

おそらく今回の国際緊急援助隊の方々はそれ以上の緊張感や疲労感の中で活動をしていたと思います。

初日と2日目は、機材が届かない、機材の使用が出来ない場所では手でがれきを撤去し、多くの建物が崩れた現場で、昼夜を問わず救助活動を続けたということです。

元海保
元海保

「がれきの除去では、手で除去したり、現地の方が削岩機を貸してくれて、そちらを使用して活動した」と有本圭一郎さんが報告しております。

国際的な協力態勢の重要性

現地での救助活動の報告を終え、有本さんが今回救助活動で感じた「悔しい思い」を語ってくれました。

「日本チームとしては6名のご遺体を発見したが、生存者を見つけ切れなかった悔しい思いが残る活動でもありました」

今回の大災害の派遣を終え、活動報告をした有本さんは、国際的な協力態勢の重要性が改めて見直される中、今後も迅速な救援派遣に対応できるよう、日頃からの準備の大切さを訴えていました。

シャーク先輩
シャーク先輩

より一層国際緊急援助隊の訓練に磨きをかけないとな!

元海保
元海保

国際緊急援助隊の訓練では、今回のような大災害があったときの記録を基に、訓練の内容に取り入れていきますので、トルコの「パンケーキクラッシュ」の内容などが盛り込まれた訓練が増えるかもしれませんね。

また機材を使用した訓練内容が多いので、現地で機材が届かないというケースが多々あるので、素手での作業についても検討したほうが良いかもしれませんね。

最後に

今後大災害がないことが一番いいことではあるのですが、大災害がなくなることがないのが現実ですので、今回の経験を通じて今後の活動に活かしていただきたいと思いました。

元海保
元海保

日本でもいつ大災害が起こるか分かりませんので、「災害キット」の準備はしておきましょう!

現在も二次派遣でトルコで救助活動している国際緊急援助隊の方々が無事に帰ってきてくれることを陰ながら祈っております。

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