
元海保さん!前にヘリコプターに乗っていたって言ってたじゃないですか。
海上保安庁って海の上にいるんじゃないんですか??

良いご質問ですね船子さん!!海上保安庁は巡視船で海の上ってイメージですよね!
実は航空基地が全国各地にあって、航空機もヘリコプターと飛行機を所有しているんです!!
そうなんです!全国各地に航空基地があり、一番有名なところは羽田空港にある「特殊救難隊」の航空基地ではないでしょうか?
羽田空港付近の高速道路(湾岸線だったかな?)を千葉方面に走っていると、空港なのに「海上保安庁」の文字が見えるので、疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか!


今回はそんな「海上」っていっているのに「空からも降ってくる」海上保安庁航空機についてご紹介いたします!
海上保安庁なのに航空基地!?海上保安庁の実態
海上保安庁には「巡視船」と呼ばれる船舶が全国各地に配備されているとともに、実は「航空基地」というものが全国各地に配置されているんです!

数は少ないですけどね
何故海上保安庁に「航空機」が存在するのか?
その理由は海上における治安の維持、海上交通の安全確保、海難救助、海上災害の防止、海洋汚染の監視取締りなどに従事し、火山監視や沿岸域の測量、被災地への物資輸送なども行う為なんです!!
ここからは海上保安庁の航空基地についてこんな感じでご説明させていただきます!
- 航空機の種類について
- 航空基地について
- 航空基地に配属されている機動救難士について

それでは説明いってみよ~~!
航空機の種類について
海上保安庁のが所有している航空機は「固定翼」と呼ばれる飛行機と「回転翼」と呼ばれるヘリコプターがあります。
種類に関しては以下の通りとなります。
- LAJガルフV
- MAJファルコン2000
- MAボンバル300
- MAサーブ340
- MAビーチ350
- SAセスナ172
- MHスーパーピューマ225
- MHスーパーピューマ332
- MHアグスタ139
- MHシコルスキー76D
- MHシコルスキー76C
- MHベル412
- SHベル505
といった種類の航空機を所有しております!

セスナとかベルのちっこいのは、航空科の練習くらいしか使用してないですけど

詳しくは海上保安庁のHPを見ちゃったほうが画像もあって早いかも!
でも、最後まで読んでくれると嬉しいよ!
航空基地について
続いて航空基地の配置先はこちらです!
- 第一管区:千歳・函館・釧路空港(函館に機動救難士が配備)
- 第二管区:仙台空港(機動救難士が配備)
- 第三管区:羽田空港(特殊救難隊が配備)
- 第四管区:中部空港
- 第五管区:関西空港(機動救難士とSST配備)
- 第六管区:広島空港
- 第七管区:北九州空港
- 第八管区:米子(美保)空港(機動救難士が配備)
- 第九管区:新潟空港(機動救難士が配備)
- 第十管区:福岡空港・鹿児島空港(機動救難士が配備)
- 第十一管区:那覇・石垣空港(機動救難士が配備)
といった空港に各管区航空基地を配置しております!

各管区に航空基地があるんですね!

そうなんです!昔は羽田とかしかなかったんですが、ヘリ救助が増えてきた印象ですね!
航空基地に配属されている機動救難士について
各管区にある航空基地には「機動救難士」と呼ばれる、ヘリレスキューに特化したレスキュー隊が配備しております。

どんな時に機動救難士がレスキューにいくんですか??

色々なパターンがありますね!簡単にご説明しますね!
- 遠くの海で急患が発生した場合
- 近場でも巡視船より早い場合、浅瀬で巡視船が近づけない場合
- フェリーなどの急患を搬送する場合
- 河川氾濫した時に取り残された人を救助する場合
などなど、簡単に言ってしまえばなんでも対応します!
機動救難士の対応事案の一つを記事にしておりますので、どんなことをしているのか参考にしてもらえればと思います。

大変なお仕事ですね!!

大変ですけど、その分スリリングな毎日を送ることができますよ!
最後に
海上保安庁では遠海での要救助者搬送やフェリーでの急患搬送を迅速に行うために、航空機の配備を進めております!
また潜水士も特殊救難隊だけでなく、機動救難士という新たな道も増え、海上保安庁のレスキューレベルも日々進化しております!
このように、海上保安庁は巡視船だけでなく、航空機の配備も増設しており、日夜日本の海を守っているのです!

旅行などで空港による際は、海上保安庁を探してみてはいかがでしょうか?
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