海上保安庁の巡視船に勤務している海上保安官は、呼び出しが多いのか!?

答えは多くありません!!
安心してください皆さん!
確かに呼び出しはあるのですが、それは週に一回とか月に一回とかそんなレベルではありません!
私が勤続していた時の経験でいいますと、数か月に一度くらいの頻度となっております。

そんなに少ないんですか!?

でも、重なる時はめちゃめちゃ呼び出される時もあるんですよ
海上保安官のお休み事情
そうなんです。全くないときもあれば、謎に月に何度も呼び出される時があるんです。
それに関しては「運」としか言いようがありません!
それでは巡視船の海上保安官が、お休みの時にどのように「呼び出し」に備えているのか?
どのように休みを満喫しているのかをご紹介させていただきます!
呼び出しに備える海上保安官
海上保安学校を卒業した「未来ある海上保安官」のほとんどが、巡視船勤務になるかと思います。
その巡視船では船内居住を1か月~3か月程度行うと、晴れて巡視船から巣立つことができ、一人暮らしをすることが許可されます!


彼女と同棲しても問題ないよ!
そして、ここからが「呼び出し」に怯える生活の始まりとなるのです!!
私は船内居住中に海難が発生したことがあり、お休み中の乗組員を呼び出したことがあります。
海上保安学校から現場に出て二週間後のことでした。

当直の航海長が船内放送で私の名前を呼びながら「緊急出港」と言ったときには、夢か現実か分からなくなりました。。。
そんな「呼び出し」ですが、海上保安官には休みの時のちょっとしたルールが存在するんです。
海上保安官休日のルール
・「呼び出し」があるかもしれないので、電話に出られるようにしておく
・「呼び出し」されたときに、1時間以内で巡視船に戻れる場所にいなければならない
・1時間以上離れた場所に行くときは、「遠出届」を出さなければならない
※「遠出届」を出せる人数は限られており、「遠出届」を出している人間は「緊急出港時」に置い て行かれる
といった「呼び出し」ルールが存在しております!

私の後輩は無断で遠出して緊急出港に間に合わず、置いて行かれたことがあります

そのあと辞めたほうがマシというくらい怒られました
上記のルールもありますので、「呼び出し」自体頻度は少ないのですが、休みの行動に制限がかかってしまうことがありますので、自由気ままに休みを満喫したい方には、海上保安官にはならないほうが良いかもしれませんね!
海上保安官の住まい事情

呼び出しの時に、すぐに巡視船にいけるような場所に住むのは必須ですか??

「必須」です!
先ほど紹介した「呼び出し」ルールの中に「1時間以内で巡視船に戻れる」というものがありましたが、それは住まいにも適用されます!
海上保安官は(消防や警察も同じだと思います)巡視船から1時間圏内の場所に住まなければなりません。

大体みんな30分圏内の場所に住みますけどね

民間のアパートやマンションも、その立地条件で探さなければなりません。
「官舎」と呼ばれる海上保安庁の施設に空きがあれば、そこに入居することもできます。
ただ、「官舎」には同じ海上保安官がわんさかおりますので、正直気が休まりません。。。

彼女なんて連れてきたら、一気に情報が拡散されます
そんなこんなで、家探しにも若干制限がかかりますので、何事にも縛られたくないフリーダムな人には海上保安官はリミテッドなので辞めといたほうが良いでしょう!
最後に
いかがでしたでしょうか?
「呼び出し」自体は少ないけれど、休み中に色々な制限がある海上保安官になりたくなりましたか?
それとも海上保安官にはなりたくなくなりましたか??

まぁ、悩むくらいなら一度海上保安官になってみてもいいと思いますよ!
意外と制限がかかっていても、皆楽しそうに休みを満喫していましたし、「遠出届」も巡視船によって気兼ねなく出せるところもあります!

しかも有給なんてガッツリ取れますから!!
そんな有給の取得率なんかのお話は、こちらの記事でご確認ください!
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