海のもしもは118番!水難事故を無くすために注意すること10選!

溺れる人 海保の体験談
引用元:フォトAC
元海保
元海保

どうも元海上保安官の「元海保です」

今回は「海の事故」についてお話します!

2023年7月現在、夏も始まったばかりですが、既に多くの水難事故が発生しております。

浮き袋
Amazon参照

この他にも多くの水難事故が発生しております。

水難事故の内容ですが、海で遊んでいるときに溺れる、川で遊んでいるときに溺れる、釣りをしているときに転落するなど様々な要因がありますが、水難事故を無くすために知っていてほしいことがありますので紹介いたします。

水難事故を無くすために注意すること10選

溺れる人
引用元:フォトAC
元海保
元海保

水難事故を無くすために注意すること10選を紹介します!

水難事故を無くすために注意すること
  • 遊泳禁止区域では泳がない
  • 引き返す波の流れに注意(離岸流など)
  • 消波ブロックに注意
  • 深みや滑りやすい所には気を付ける
  • お酒を飲んだら海に入らない
  • 体調が万全でないのなら海に入らない
  • 十分な準備運動をする
  • 天候が悪いときは無理をして海に出ない
  • 自分の技能レベルを知り、無謀な事はしない
  • 子供から目を離さないようする
元海保
元海保

上記の内容はしっかりと覚えていてください。

実際に子供から目を離して起こる悲惨な事故が起きています。

先ほど紹介した注意点を詳しく紹介していきます。

遊泳禁止区域では泳がない

何故「遊泳禁止」になっているか?

それは「危険」だからです。

主に「離岸流」の発生が多かったり、アカエイなどの毒性の高い生物がいたりと、危険だから遊泳禁止になっています。

引き返す波の流れに注意(離岸流など)についても、遊泳禁止区域に多く発生します。

元海保
元海保

決して意地悪しているわけではないので、遊泳禁止区域では遊泳しないでください。

消波ブロックに注意

消波ブロックとは分かりやすく言うと「テトラポッド」のことです。

消波ブロックはどのような役割をしているか、皆さんご存じでしょうか?

消波ブロックは、海岸や河川などの護岸や水制を目的に設置するコンクリートブロックのことで、高潮や強い波を消波ブロックが弱めてくれる役割をしています。

ということは、消波ブロックの近くは波の威力が強いということが分かりますね?

深みや滑りやすい所には気を付ける、この注意点にも消波ブロックが当てはまります。

消波ブロックは陸に近いところにあるところもあれば、少し沖の方に設置してあるものもあります。

消波ブロックでよく起きる事故は、釣り人が足を滑らせて消波ブロック内に落ち、頭を強打して亡くなる事故、沖の消波ブロック内に吸い込まれて出てこれなくなり、波にもまれ消波ブロックに激突を繰り返し、身体がズタズタになり亡くなる事故があります。

元海保
元海保

テトラポッドでは、ふざけて遊ばないでください。

特に若い子は、沖のテトラポッドに遊びに行って亡くなることが多いです。

お酒を飲んだら海に入らない

お酒を飲んだら海や川に入らないでください。

それは何故か?

  • 動体視力が落ち、視野が狭くなる
  • 判断力が低下する
  • 瞬時の変化に対応できなくなる
  • 運動能力が低下する
  • 平衡感覚が乱れる

普通分かることですよね?

でも、友達や恋人と海に行くと、楽しくなって飲んでしまい、そのまま海に入る方が多くいます。

溺れます。

海に入る時は体調を整えて、十分な準備体操を行い、天候の良いときに入ってください。

自分は大丈夫なんて自己を過大評価するのはやめましょう。

元海保
元海保

お酒飲んで海に入るのカッコいいとか思っていますか?

ダサいですよ。

子供から目を離さないようする

ご家族で海に行かれる方は、これだけは肝に銘じてください。

「絶対に子供から目を離さない」

目を離してしまうのであれば、絶対に海や川に遊びに行かないでください。

子供の行動は予想できないことが多々あります。

少し目を離した瞬間、子供が離岸流で沖に流されている。

助けに行ったご家族が二次被害にあう。

このような悲しい事故が毎年発生します。

元海保
元海保

何故目を離すのですか?

子供は親が見守らないと駄目なんです!

最後に

水難事故の注意点について要点を紹介させていただきました。

この他にも、実際に沖に流されたときの対処法や、沖に流された人を発見した時の対処法など、次回の記事にて紹介したいと思います。

浮き袋
Amazon参照

皆さんの夏の思い出が、悲しい思い出にならないよう、ひとりひとりが「海や川は危ない」という認識を持っていただけたら、水難事故が減っていくと思います。

特に子供がいる親の方々は、決して子供から目を離さない。

海や川は危ないところだ。

ということを肝に銘じていただければと思います。

元海保
元海保

危ないことはしないように!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました